今回の内容
背泳ぎができるようになる腕の使い方
前回までは背泳ぎの姿勢の取り方と、キックの方法についてご紹介しました。
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今回は25m背泳ぎができるようになるための、腕の使い方を練習していきましょう。
腕の正しい使い方をすることで、推進力が上がり25mでしたらクロールよりも楽に泳ぐことができるかもしれません。
ぜひ前回の内容を復習しながら、読んでみてください。
背泳ぎの腕のまわし方のコツ
これから紹介するコツは25m泳げるようになるために、初歩的なことですが非常に大切です。
背泳ぎの腕のまわし方のコツ
- 入水は外側
- ストレートプルをマスターしよう
- 水をかくよりも腕を伸ばすことを意識する
背泳ぎの入水は外側
背泳ぎはまっすぐ腕を上げて、そのまま指先から入水すると思っている人は多いです。
間違いではないのですが、まっすぐあげているつもりでも入水時に腕が中に入ってしまうので、自分が思っているよりも外側に入水することを意識してみましょう。
さらに脇を閉じながら腕を上げる人が多いですがこれでは、外側に入水できません。
脇を人に見せる勢いで、上げていくのがよいでしょう。
腕を外側にすることで体のローリングや、水のキャッチがうまくいきます。
さらに体も沈みにくくなるので、メリットが非常に多いです。
ストレートプルをマスターしよう
背泳ぎにはストレートプルと、S字プルというものが存在します。
初心者はまず、ストレートプルからマスターしていきましょう。
ストレートプルとは名前の通り、まっすぐな軌道で水をかいていく方法です。
腕が水の中に入ったら、そのまま気を付けをするように太ももまで腕を持ってきましょう。
水をかくよりも腕を伸ばすことを意識する
まずは水をかくことよりも、伸ばすことを意識しましょう。
初心者の場合上を向いて、水をかくとどうしても体がぶれていきます。
基本的に水をかくとき以外、腕が曲がることはありません。
腕を大きく天井に伸ばすところは背泳ぎの見せ場のようなものでここで、腕が曲がってしまっては非常に汚い泳ぎになってしまいます。
入水後もしっかりと伸ばすことで、水をかかなくても十分進むことができます。
腕はかくよりも伸ばす、これが背泳ぎを美しく泳ぐ最大のポイントと言っても過言ではないかもしれません。
動画で確認
背泳ぎの呼吸
背泳ぎは上向きなのでいつでも呼吸していいと、思われがちですがそれは間違いです。
呼吸のタイミングが合っていなければ鼻や口に水が入りやすくなり、苦しい思いをすることになります。
呼吸のタイミングとしては腕を上げた時に口で吸い、その腕が入水するタイミングで鼻で吐くのが望ましいです。
分かりやすいのが、どちらかの腕を決めて自分の視界に入ったら吸う、消えたら吐くという風なルールを決めておくのが良いでしょう。
初めのうちからこのような練習をしておくと慣れてきてからもクセになっているので、呼吸で悩むことは無くなるでしょう。
背泳ぎのプルの練習方法
実際に泳いでみて、背泳ぎの腕の使い方を練習していきましょう。
練習方法
- 両手プル
- 片手プル
- ストロークドリル
両手プル
上を向いて姿勢を取り軽くでいいので足をバタバタさせながら、両手で水をかいていきます。
まずは呼吸のタイミングを、確認していきましょう。
腕を上げるときに口で吸い入水する少し手前くらいで、鼻から息を吐きます。
何度かやって呼吸法を、身に着けておきましょう。
呼吸ができるようになれば、今度は入水位置の確認です。
水をかいたら先ほど紹介したグリコの位置で入水できるように、意識して泳いでみましょう。
この時余裕がある人は小指から入水、水から出るときは親指から出してみてください。
水のかき方は、手首が折れて水を撫でないように指先がプールサイドの壁に向くようにかいてみましょう。
注意
下の動画では入水で手の平を揃えています。
動画で確認
片手プル
両手プルで
- 呼吸のタイミング
- 入水位置
- 水のかき
ができるようになったら、片手で練習してみましょう。
左手は気を付け、右手だけで泳いできます。
少し難しいですが、しっかりと練習していきましょう。
両手プルをしたときと同じように足でバランスをとりながら、右手を入水位置に入れて行きます。
この時、腕が曲がらないように注意しましょう。
25mまたは12.5mで、腕を変えて反対の腕も練習していきましょう。
動画で確認
背泳ぎのストロークドリル
最後は実際の泳ぎに、近い練習です。
まず右手をかいて、約10回くらいキックをします。
そして手を入れ替えて、また10回キック。
背泳ぎで伸びる感覚を、身に着けていく練習です。
ローリングを意識して肩を水の中に入れることができれば言うことありませんが、難しいのでまずはしっかりと体と腕を伸ばしていきましょう。
動画で確認
水泳はどの種目も軸がぶれないように注意する
水泳ではどの種目も体がぶれないことが大切ですが、背泳ぎはとくに大切です。
初心者の人を見ていても、クロールや平泳ぎバタフライに比べて背泳ぎは軸がぶれれば、ぶれるほど泳ぎが汚く目立ってしまします。
よく水泳選手がおでこにペットボトルを乗せて泳いでいるのを見たことがあるかもしれませんが、正直あれは誰でもできます。
動画はこちら
とても難しそうに見えますが、やってみると意外と簡単にできてしいます。
軸のブレを確認するほか、顔の正しい位置も確認できるのでぜひ挑戦してみてください。
背泳ぎで25mが泳げるようになる
練習がすべて終わったら、実際に背泳ぎしてみましょう。
リズムよく、とんとんとんと腕を回しながらキックを打っていきます。
今回の内容
- 入水位置は外側
- かくより伸びを意識する
- 呼吸のタイミングに気を付ける
このポイントを抑えながら、何度も練習してみてください。
背泳ぎで25m泳げるようになると、プールでも25mの行きはクロール帰りは背泳ぎといった風に泳ぐことができます。
飽きないことはもちろんですが、鍛えられる筋肉が違いますのでダイエット目的にプールに通う人は是非マスターしましょう。