今回の内容
足首を柔らかくする方法
キックの推進力に欠かせない、足首の柔軟性。
足首が柔らかいくらいでそんなに大差ないだろうと、甘く見ていませんか?
足首の柔軟が良いと足が疲れにくくなる他、怪我もしにくくなります。
推進力だけではなく様々なメリットがあるので、足首のストレッチは毎日実践するとをおすすめします。
足首の硬さチェック
あなたの足首は硬い方ですか?柔らかい方ですか?
実際にはどこからが固いのか分かりにくいので、足首の硬さチェックをしてみましょう。
足首の硬さチェック1
- まずは足をそろえて立ちます。このときかかとが離れないように注意しましょう。
- その姿勢からしゃがみます。
足首の硬さチェックの、王道ともいえるチェック方法ですよね。
しゃがんだ時にかかとが離れてしまったり、つま先立ちになってしまった人は残念ながら失格です。
無理してしゃがもうとすると、けがをしてしまうので注意しましょう。
足首の硬さチェックレベル2
続いてチェック1がクリアできた人は、そのしゃがんだ状態で後ろに手を回してどちらかの手で手首をつかんでみましょう。(どちらの手でもいいです)
これはしゃがむことができても、足首が前に倒れない人はできません。
足首の柔軟性を高めるストレッチ
足首を柔らかくするストレッチ①
- まずは正座をして座ります。
- かかとを外側にして座るのがポイント
- その後、ひざを体の方にひきよせます。
足首の柔らかい人はできますが硬い人はなかなか体に近付けることができないので、できる範囲で伸ばしていきましょう。
伸ばした姿勢を20秒間キープし3セットを繰り返しましょう。
動画で確認
このストレッチでは足首の前側を伸ばすストレッチなので、主にクロールや背泳ぎバタフライのドルフィンキックに効果的です。
足首を柔らかくするストレッチ②
今度は足首の後ろ側のストレッチをしていきます。
- 正座をして右足を立てる
- そのまま体を前に倒してアキレス腱を伸ばす
- 反対の足もする
こちらは簡単にどこでもできる、ストレッチです。
動画で確認
足首を柔らかくする方法
最後はストレッチではありませんがフィンを使用すると、足首の柔軟がアップします。
足の強化や様々なドリルに使うことから持っている人は多いでしょうが、ダウンやアップの時に足首のストレッチとして使う方法もおすすめです。
水泳と足首の関係
足首には、上の絵のように背屈と底屈があります。
底屈の柔軟がいと水を足の甲でしっかりと、水を蹴ることができるので推進力はかなりUPします。
背屈は一見関係なさそうですが、底屈の可動域を広げるためには背屈の可動域を広げる必要があります。
背屈と底屈の両方を、ストレッチしていかなくてはならないということです。
こんな研究結果も
Willems TM (2014) の研究内容に、足首の可動域をテーピングで制限してドルフィンキックを打つというものがありました。
そしてこの研究結果は、被験者のルフィンキックのスピードは落ちたそうです。
水泳をするなら足首のストレッチを習慣付けよう
どのスポーツにも共通しますが、足首は非常に大切な体の一部です。
体育の準備運動なんかでは、『手首足首〜』と簡単に流してするのでてっきりあまりスポーツに必要ないものと思ってしまいますよね。
今回のまとめ
- 足首のストレッチは毎日する
- 足首には背屈と底屈という動きがある
- 研究結果からも足首の柔軟性でキックの推進力がUPしている
筋トレもいいですが、ストレッチもしっかりと行い柔軟でタイム縮めていきましょう。