手をつけて泳ぐときはまだ進むけど、ビート板でバタ足だけになるとなぜか途端に進まなくなる人は多いのではないでしょうか?
確かにクロールでは手の推進力が7~8割だと言われていますが、それでもさすがに遅すぎる!と思ってしまいますよね。
ちなみにですが水泳というのは不思議なもので、子供の頃からスイミングスクールに通っていた人は手の動きが苦手で大人になって始めた人は足の動きが苦手という人に別れるそうです。
これは子供は単純に手の力がないので、足で思いっきり頑張ろうとするからなんですよ。
対して大人はある程度、腕の筋力があるのでよく進む腕で泳ぎをマスターして泳ごうとするんですね。
今回はそんなビート板が苦手な方のために、ビート板でもバタ足が進むようになる方法をご紹介します。
こんな方におすすめのページ
- ビート板でバタ足が進まない
- クロールのキックが苦手
- ビトー板で足が沈む
- そもそもどうやってビート板を持つのが正解?
ビート板バタ足すると足が沈む人は?
まず一番大きな悩みとしてクロールで足が沈む、もしくはビート板で足が沈むとい悩みです。
この悩みを持っている人の多くは、腰が反っていることが原因です。
腰が反ってもたれかかるようにキックしても、足が沈む一方で全く進みません。
ではどうしたらいいのでしょうか?
それは背中をフラットにし腰を上げれば、いいのです。
水泳で腰を上げるとは?
水泳で腰を上げるとは、すぐに簡単にできることではありません。
ビート板を持っての練習では少し難しいので、ビート板の前にストリームラインの確認として蹴伸びをしてみて下さい。
この時、腰に力が入って腰が反っていませんか?
この時点で反っていれば、ビート板を持っても反ってしまいますよね。
ポイント
- 下腹に力を入れる
- 頭はしっかりと水に入れる(おへそを見ると良い)
- お尻の穴を閉じる
- 骨盤を前屈させる
ストリームラインの姿勢では、上の4つのポイントを意識して練習してみて下さい。
そうすることにより、姿勢はフラットになり腰がそりにくくなります。
できるようになればビート板無しで、その姿勢のままバタ足してみて下さい。
バタ足する時のビート板の正しい持ち方
ビート板無しでのバタ足で足が沈ます進むようになったら、ここでやっとビート板の出番です。
なのですが…ビート板の正しい持ち方って知っていますか?
バタ足の時はビート板は、基本的に2種類の持ち方があります。
1つは顔を上げてキックする持ち方です。
こんな感じ
もう1つは顔を水に入れてバタ足する方法です。
こんな感じ(画像なかったので動画で)
選手になると他にもいろいろさせられますが、まずはこの2つでしっかりと進むようにしましょう。
ビート板を持って水に顔を入れてキックする正しい方法
始めは顔を水に入れてキックする方法をおすすめします。
先ほどストリームラインから、そのまま足をつけてキックする方法をご紹介しましたがその方法にビート板を付けるだけです。
手の平をビート板の真ん中あたりに置き、顔を入れてキックしましょう。
この時ビート板の手前を掴むのはNGです。
ビート板に手の平を置くだけで浮力が増し、かなり泳ぎ難くなると思います。
ここでもう一度、ストリームラインのポイントを思い出して下さい。
ポイント
- 下腹に力を入れる
- 頭はしっかりと水に入れる(おへそを見ると良い)
- お尻の穴を閉じる
- 骨盤を前屈させる
ビート板を持っていても、このポイントを全てできるようになるまで練習します。
このポイントのプラスアルファで、ビート板を手の平で抑えるように泳ぐとさらに腹筋に力が入り足が沈みにくくなります。
ビート板の顔上げキックの正しい方法
次に顔を上げてキックします。
ここでやっと、キックのコツを意識し始めます。
ビート板の持ち方としては、ビート板の前の方を掴み腕をビート板に載せます。
顔は上げておきますが、鼻まで水に浸けておくのが良いでしょう。
苦しくなったら、口まで顔を上げて呼吸します。
この時もストリームラインのポイントを思い出しながらキックしましょう。
『頭はしっかりと水に入れる(おへそを見ると良い)』このポイントはできないので他の3つを意識しましょう。
ポイント
- 下腹に力を入れる
- お尻の穴を閉じる
- 骨盤を前屈させる
ビート板バタ足のキックのコツ
それではビート板を持ってのバタ足で進むようになるためのキックのコツをご紹介します。
バタ足で1番進むタイミングは次のうちどれだか分かりますか?
- 足を曲げて体に引きつける時
- 水をキックするとき
- 蹴り切って元の位置に足を戻すとき
このように思う方は多いんですが、実は正解は3の蹴り切って元の位置に足を戻すときが一番進むんです。
2でキックする時に進むと勘違いして、しっかり蹴り込む人は多いですがその大半はその後の蹴りきりがかなり甘いんですよね。
足が元の位置に戻っていないのに、どんどん力任せに蹴るから進まないのです。
まずは一回一回蹴り切って、足を元に戻す練習から始めてみましょう。
始めはゆっくりでいいので、できるようになってから徐々にキックを早めていきビート板でもよく進むキックになるよう仕上げていって下さい。
ビート板でバタ足しても息継ぎは意識する
補足になりますが、ビート板を使う時に実際に泳ぐときを想定して息継ぎの練習もしておくと尚良しです。
ビート板を持っていればいつでも呼吸はできますが先ほど少し話したように、鼻まで水に浸けてき苦しくなったら口まで上げて呼吸するのが良いです。
ぶくぶくと鼻から吐いて口から吸う、特に初心者の方はこれを意識すると実際の泳ぎで呼吸が楽になります。
さらに速くなりたい方は動画で確認
ビート板でバタ足が進まない時のコツ
ビート板でバタ足が進まないのは、まず姿勢が崩れているという点にありました。
そして姿勢が上手く取れていても、足が蹴り切れていなければスムーズに進むことはできません。
ビート板バタ足のポイント
- 姿勢がうまく取れるようになってからビート板で練習する
- 蹴りきりを意識する
- 次から次に力任せに蹴らない
このポイントを実践してみるだけで、随分と進みがよくなることを実感できるはずです。
細かい足の動きなどは、次のステップですね。
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