水泳の練習道具の一つでもある『パドル』を購入してみたけど、使い方がいまいち分からないという人も多いのではないでしょうか?
水泳経験者であればパドルの使い方は分かるでしょうが、初心者であれば効果的な使い方なんて分かりませんよね。
そもそも初心者にパドルは必要ないだろう、思われがちですがパドルは水を上手くキャッチできていない水泳初心者こそ使ったほうがいいのです。
今回は初心者向けに、パドルの使い方をご紹介します。
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水泳パドルの使い方
それでは早速、水泳パドルの使い方をみていきましょう。
水泳パドルを購入したらまずは、パドルにゴムを正しく付けることから始めましょう。
水泳パドルのゴムの付け方
水泳パドルを買うと、パドルの本体とゴムは別々になっています。
ゴムの付け方はシンプルで、穴に通すだけなのですがゴムの長さは自分の手首や指のサイズに合わせてカットします。
通す穴ですが、基本的にはパドルの一番手前の穴に手首のゴムを通し先端の真ん中の穴に中指用のゴムを通します。
そしてここで注意する点が一つあります。
それはゴムをカットするときは、先端を斜めにカットすること。
斜めにカットすることにより穴に入れやすくなるのはもちろん、外しやすくなります。
カットした後にいざ穴に入れようとして、入らなければもったいないですからね。
練習をたくさんすればゴムも劣化するので、交換時の手間を少しでも少なくしておきましょう。
水泳パドルの練習方法
まずはパドルでクロールの練習をします。
初心者の人はパドルを付けると、泳ぎが変わります。
おそらくパドルを付けている本人が、感じるほど変わります。
私も初めてパドルを付けて練習したときにびっくりしたほどですが、パドルを付けて泳ぐとスーッと伸びることができて腕が落ちないんですよ。
この伸びるという動作は泳ぐときに一番進むときでもあるので、この伸びる感覚をしっかりと掴みましょう。
パドルを付けて泳ぐと水をかくときに重くなって進みにくいと感じるかもしれませんが、まずは伸びる感覚を覚えることが大切です。
伸びる感覚さえ掴むことができれば、その感覚のままパドルを外してみます。
外すとおそらく、驚くほど自分が伸びれてないのを感じることができるでしょう。
伸びる感覚が掴めるようになるまで、何度も繰り返し練習しましょう。
キャッチを意識する
パドルで伸びる感覚が掴めたら次は、キャッチとプッシュも意識してみましょう。
キャッチとは入水して水をかく寸前の動作、水を掴むときです。
入水時の角度がおかしければ、パドルと指の間に水が入り取れそうになります。
まずは取れない角度に入水できるようにゆっくり泳いで、練習しましょう。
その後、指先を下に向けるようにしてお水をキャッチします。
足にプルブイを挟んで、自分の手の平をみながら泳ぐと分かりやすいです。
個人的にはフィンガーパドルでスカーリングすると、キャッチの感覚が掴みやすかったです。
人によってはパドルを付けてのスカーリングは、感覚が鈍ると嫌う人もいるのでお好みで試してみてください。
プッシュとフィニッシュを意識する
水をかくときのことを、プッシュと言います。
プッシュ時に水の重みを感じなければ、水を撫でているのでパドルの効果を発揮できていません。
筋力負けしているのも原因なので、ゆっくりで良いのでしっかりと水を押すことを意識しましょう。
このとき肘を立てるようにして水をかきます。
最後の水を払うフィニッシュ時もキャッチからある自分のお水を、後ろにしっかりと払いましょう。
動画で確認
水泳初心者こそ正しい使い方でパドルを使おう
こんな質問をよくもらうのですが、初心者こそパドルを使って練習するべきです。
初心者が上手くなるように道具を使うことは、水泳に限らず何のスポーツも同じではないでしょうか?
上級者がパドルを付ける目的はほとんど筋力アップですが、初心者は筋力アップというより水の扱いを上手くするために使います。
水泳パドルの効果
パドルを付けることによって、たくさんの効果を得ることができます。
パドルの効果
- 筋力アップ
- 水を掴む感覚がわかる
- ストロークを伸ばせる
- 自分の手で水を押せているか分かる
- 入水角度が見直せる
- 早いサークルで練習できる
まだまだありそうですが、今パッと思いついただけでこのような効果があります。
水泳初心者におすすめのパドル
初心者の方のパドルの選び方としては、2種類のパドルを選んで練習することをおすすめします。
まずはフィンガーパドルで、入水やキャッチの感覚を磨きましょう。
フィンガーパドルは小さいので、プッシュ時に重みを感じないのでキャッチ時のみに集中できます。
おすすめのフィンガーパドル
その後プッシュ、フィニッシュ時の感覚を磨くために大きなパドルに変えましょう。
1日にこの2種類のパドルで練習して、その後パドルなしで練習すると毎日何となく上達するのが分かってきますよ。
おすすめ
パドルは使い方次第で水泳が上達する
上級者が使うものと思いがちですが、実はパドルは初心者こそ使うべき道具なのです。
使い方が分からないのであれば、泳ぎの中で細かく噛み砕いて部分部分にフォーカスを当てて練習していきましょう。
今回のまとめ
- 初心者はパドルで筋力アップではなく、感覚を磨こう
- 2種類のパドルを使い分けてみよう
- ゆっくりでいいので水をしっかりと感じよう