今回の内容
サウナで湯冷めしないための湯冷め対策をご紹介
サウナに入って汗を流した後は、身体も軽くなり気分も軽くなり気持ちいいですよね。
しかし外が少し肌寒くても、身体は温まっているので『このまま急いで家に帰ってしまえば大丈夫!』というようなことを、考えてはいませんか?
身体はポカポカしていても、そのままの状態で外へ出てしまうと気温差に身体がついていかず、体調を崩してしまう可能性があります。
今回はサウナ後に湯冷めをしないためのコツや対策を、ご紹介していきます。
サウナやお風呂で人間が湯冷めする理由
まず、なぜ湯冷めをするのでしょうか。
原因は血管の、収縮と拡張にあります。
人間の体は温まると血管が拡張し、冷たくなると収縮します。
つまりサウナで温まった体は血管が拡張し、外に出ると寒さで血管が急激に収縮します。
この血管の動きで体がびっくりし体温が急激に下がり、湯冷めにつながってしまうのです。
さらにサウナに入ると、汗をかきます。
サウナから出てからもしばらくの間は汗が出てきますが、この汗も湯冷めをする原因です。
体に付いた汗は水分なので、蒸発します。
汗が蒸発するときに体の熱も一緒に奪って、体温が低くなり寒く感じてしまいますが、これは気化熱という現象で湯冷めに大きく関係していきます。
サウナの後に湯冷めしないコツ
それでは次に、湯冷めしないコツを3つご紹介します。
- 温まった体を逆に冷やす
- 温かい飲み物を飲む
- 髪をしっかりと乾かす
当たり前のようなこともありますが、意外とできていない人が多いのが現状です。
温まった体を逆に冷やす
サウナから出たら、水を全身にかけて体を冷やしましょう。
少し不安に思う人もいるかもしれませんが、水で体を冷やすことによって確かに表面体温は下がります。
しかし体の芯の体内温度は高いままなので、安心してください。
さらに汗が止まるので、先程紹介した気化熱での湯冷めの原因の対策にもなります。
ココに注意
高齢の方や心臓の弱い方は、無理をせずに水に近いようなぬるい温度でシャワーをかけながら徐々に身体を慣らしてみましょう。
水風呂が苦手な方はこちら
温かい飲み物を飲む
サウナ後は冷たい飲み物を飲んで休憩したいですが、帰る前は暖かい飲み物を飲みましょう。
腸内を温めることは湯冷め防止にも繋がりますので、暖かいお茶や白湯がおすすめです。
どうしても冷たい物が飲みたい人は、せめて常温の水で我慢しましょう。
冷たい水は体温の急激な低下につながりますので、絶対にやめましょう。
注意
冷え性の人はサウナ後の体温の低下によって、冷えによる症状が出やすくなります。
- 腰痛
- 腹痛
- 生理痛
- 肩こりなど。
髪をしっかりと乾かす
髪の短い男性は暑いとどうしてもそのまま帰りがちですが、絶対に乾かして帰りましょう。
当たり前のようですが、特に夏場は髪を乾かさず帰る人が意外と多いです。
濡れた髪から頭、首に徐々に冷えていき首元は特に体の熱を逃がしやすい部位ですので首元を冷やさないようにしましょう。
湯冷めしないためにサウナの行き帰りの服装を気を付ける
夏であればジャージの上下など、動きやすく通気性のいいものがおすすめですが、注意するのは冬です。
首元や足先は非常に冷えやすいので、冬場であればマフラーや厚手の靴下を持っていきましょう。
そしてフード付きのダウンやニット帽、手袋など露出部分はほぼない状態で移動することをおすすめします。
最近では、電子レンジで温めて使えるネックウォーマーもあるそうです。
サウナ後の湯冷めは風邪の元
サウナから出ても建物の中は暖かくなっていますが、その後帰りに湯冷めしてしまうことが多いです。
サウナの帰りに外との温度差が大きい冬場は、以下のことに気を付けましょう。
注意ポイント
- サウナから出る前に水を体にかける
- 温かい飲み物を飲む
- 髪をしっかりと乾かす
- 行き帰りの服装は体の冷えないものを選ぶ
これらを実践して湯冷めで風邪をひかないようにしましょう。
ココがポイント
サウナは忙しい方や寒い真冬には、特に足が遠のいてしまいがちです。
しかし「体の大掃除」という意味でもとても効果が得られる健康法ですので、疲れを感じた時には、ぜひサウナでリラックスしてみてはいかがでしょうか。