ぬか漬けに使う「ぬか(糠)」ですが栄養満点で、体に良いと聞いたことがあるのではないでしょうか?
実際にぬか漬けに使うぬかは洗い流してしましますが、栄養満点のものをの洗い流すのは「なんだかもったいないな」と感じる人も多いと思います。
実はこの栄養満点のぬかは、そのまま食べることが可能です。
実際に私はぬか漬けもそうですが、「玄米が体に良いのならば、ぬかをそのまま食べれば良いじゃないか!」と思い食べてみた結果を今回お伝えします。
ぬか自体食べることにはデメリットもありますが、メリットが非常に多いので今回話す内容は知っておいて損はないと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめのページ
- ぬかはそのまま食べれるのか疑問に思っている
- ぬかをそのまま使うレシピが知りたい
- ぬかの栄養について知りたい
目次
ぬか漬けに使うぬかをそのまま食べるとどうなる?
ぬか漬けのぬかはそのまま食べることは、可能です。
しかしぬか漬けのぬか自体はお世辞にも決して美味しいとは言えるものではなかったので、基本的には洗い流すのがベターでしょう。
注意
必ず無農薬のものを選びましょう。
スーパーなどに売っているぬかは、粉物の代わりに使う事ができるとのことですが、白米に、ぬかで作ったふりかけをかければ玄米と同じなのでは?といろいろな考えが頭を巡りました。
そのまま食べることができれば、栄養価もそのまま取り入れることができますし良いことづくしですよね。
ぬかとは?
そもそもぬかとは一体なんなのだろう?という疑問を持っている人も多いと思うので、少しぬかについての解説を入れます。
ぬかとはご存知の通り、玄米を精米するときに出るあの茶色い粉のことです。
胚芽(はいが)とも呼ばれ、この胚芽にはビタミンB群や食物繊維が非常に多く含まれています。
よく玄米が体に良いというのは、この「胚芽(ぬか)」がくっついているからなんですね。(さらに詳しい構造は下記イラスト参照)
ちなみに小麦より全粒粉小麦が体に良いというのも同じ原理で、小麦を収穫時に小麦の表面についた胚芽を取らずにそのまま粉にしたもののことを言います。
米ぬかの健康効果と栄養成分
それでは次に、ぬかの健康効果と栄養成分について見ていきましょう。
ちなみにぬかは玄米の栄養成分が、9割残されているそうです。
ビタミン・ミネラルが豊富
米ぬかの代表的とも言える成分が、ビタミンB群です。
白米よりも玄米の方が体に良い理由としても、ビタミン群が豊富に入っているからと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
特に糖質をエネルギーに変えることができるビタミンB6が豊富なので、ダイエットにも良い効果をもたらしてくれます。
さらに若返りのビタミンとも言われているビタミンEも豊富に含まれているので、お肌にも良いのです。
そして現代人が不足しているカルシウムやミネラルも豊富に含んでおり、同時に 食物繊維(ダイエタリファイバー)も豊富に含んでいるので便秘解消にも効果があると言われています。
おすすめのぬか
その他成分
他にも聞き慣れない成分も、豊富に含まれています。
- フィチン酸→がん予防
- イノシトール→コレステロール改善
- フェルラ酸→大腸癌予防
- γ−オリザノール→更年期障害
- 植物ステロール→生活習慣病予防
など
※絶対に効果があるとは限りません。
米ぬかのデメリット
米ぬかにはメリットはたくさんありますが、デメリットもあります。
それは「農薬」です。
ぬかは米の周りを覆っているので、農薬である殺虫剤、化学肥料を多く含みます。
そのため商品の表示をよく見ておかないと、健康に良いものなのに返って不健康になる場合があるので注意が必要です。
さらに無農薬のものを購入しても、雑菌がいる場合があるので必ず使用する時はぬかを炒ってから使用しましょう。
ぬかを炒ることで、しっかりと殺菌することができます。
使用のポイント
- 無農薬のものを購入
- 使用前にしっかりと炒る
- 食べすぎない
ぬかをそのまま食べることができるレシピ
実際に米ぬかを使って、作ってみたレシピがこちらです。
ぬか入りクッキー
小麦粉に混ぜれば、ヘルシーなクッキーの出来上がりです。
作り方
- ぬかを炒る(40g)
- ぬかと、小麦粉(40g)砂糖(20g)油(25g)牛乳(15ml)を混ぜる
- 型抜きする
- 予熱した170度のオーブンで15分約焼く
この時ぬかは、市販のものでも昆布などが入っていないものを使用しましょう。
ぬかのふりかけ
米ぬかのふりかけは、個人的にかなりおすすめです。
作り方
- ぬかとゴマを2:1の分量で炒る
- 色が変わったらごまと同じ分量の味噌を入れる
- 炒りなながら味が薄ければ塩を入れる
炒る前の色
炒った後の色
ぬか漬けのぬかをそのまま食べることができない→栄養はどうなる?
最初にぬか漬けにしたぬかは、そのまま食べても美味しくないと申しました。
それでは野菜についたぬかを洗えば、ぬかの効果がなくなるのでは?と不安に思いませんでしたか?
しかしぬか漬けにした野菜は、野菜の中にぬかの効果がしっかりと吸収されているので栄養がなくなることはないのでご安心ください。
ただ確かにそのままぬかを食べる方が、直に栄養を撮れるのは確かです。
しかし野菜の栄養もプラスアルファで摂れるぬか漬けは、非常に体に良い食べ物なので積極的に普段の食事に取り入れることをおすすめします。
ぬか美人のレビューはこちら
ぬか自体はそのまま食べることができる
米ぬかはふりかけや、クッキーにしてそのまま食べることができます。
栄養価が非常に高く、私のように正直玄米を炊くのが面倒と感じている人はふりかけを白米にかけて食べてみるのがおすすめですよ。
注意することは、必ず無農薬のぬかを使用ししっかりと炒ることです。
もちろんぬか漬けにしても、ぬかの効果はなくならないので安心してください。
ご飯に混ぜるビタバァレーもおすすめ