地震や台風などで電気やガスなどが止まった時に、大活躍してくれる非常食。
賞味期限、切れていた!ということありませんか?
意外と見てみれば切れていることもあるので、確認してみましょう。
ですので今回は、災害が起こったことを想定してお湯なしで、非常食のアルファ米の作り方おご紹介します。
目次
非常食のアルファ米を作り前に【アルファ米のお勉強】
そもそもアルファ米ってなんなのでしょうか。
アルファ米というのは、簡単に言うとアルファ化したお米のことです。
て感じの方が多いと思うので、さらに簡単に説明します。
お米は80%のデンプンでできおります。
このデンプンは生の状態だと非常に固く消化しにくいのですが、水を加え温めるとふっくらと柔らかい食感になり、消化も非常に良くなります。
(生米を炊飯したら柔らかくなる)
この変化をアルファ化と呼ぶのです。
お米はほぼデンプンで出来ているので、アルファ化米=炊飯後のお米と解釈すると良いでしょう。
つまり皆さんがいつも食べているご飯は、アルファ化したご飯なのです。
しかし炊飯した後のご飯ですが、余ってしまって長時間放置していたら『カリカリになってしまった!』という経験ありませんか?
アルファ化というのは時間が経つにつれ、元の固い状態に戻ろうとする不思議な性質があるのです。
さらに不思議なことは固く戻ってしまったデンプンに再び水を入れ温めると、またしても柔らかいアルファ化したデンプンに戻るのです!
硬い状態→水で温める→アルファ化→放置→硬い状態→水で温める→アルファ化
といった感じです。
この不思議な性質をいかして、アルファ化した状態ですぐに水を抜き乾燥させ保存袋に入れ、食べる前に水を入れればすぐに非常食になるよう商品化したものが、市販で売られているアルファ米なのです。
非常時のアルファ米の作り方
実際にこちらのアルファ米を作ってみました。
成分表などもこんな感じで、意外とカロリー高いんですね。
作り方ですが、お水で作る場合はお水を入れて付属の調味料を入れて混ぜ、60分待ちます。
お湯の場合は、15分ほど待ちます。
非常時を想定して、せっかくなのでお水で60分待ってみます。
60分後ちょっと分かりにくかったので、お茶碗に写したものです。
見た目はちょっと…。
気になるお味は…
普通に、ドライカレーです!
ドライカレーほどパラパラではなく、ドライカレー味のご飯といった感じですがこの美味しさにはびっくりです!
パッケージには旅行にもと書いてありますが、たしかに海外旅行などで活躍しそうですよ!
作り方は同じだけど非常食のアルファ米は味の種類が多い
アルファ米にはただの白米ではなく、混ぜご飯やふりかけをかけたようなものなどいろいろな種類が販売しています。
アルファ米の味
- わかめご飯
- チキンライス
- ドライカレー
- エビピラフ
- おかゆ
など他にもたくさんありますので、非常時に味に飽きてしまう心配はありませんね。
アルファ米のついでに非常食のパンも食べてみた
はっきり言いますが、非常食のパンは正直あまり美味しくありませんでした。
なんとも言えないにおいがします…。
こちらを食べてみました
このような缶に入っておりました。
中を開けると…
下にもう一つ入っており、二個入りでした。
周りの包み紙を剥がしてみるとこんな感じ。
見た感じ美味しくなさそうですね。
決して、私の写真のセンスが無いからではないと思います。
…そう思いたいのです。
味はナッツが入っていて、確かにコーヒー風味です。
食感はパサパサで、化学調味料のにおいがしました。
しかし災害時お腹が空いていたら、きっと美味しいと思いますよ…。
非常食でパンを買うときは、味の付いたものは買わず、少し味気ないかもしれませんがプレーン味のものを選ぶと失敗は少ない気がしました。
非常食のアルファ米の作り方は水を入れるだけ
非常食のアルファ米は意外と美味しいということが分かりました。
しかも水を入れるだけで、お湯をつかずとも簡単にできてしまいます。
硬くもありませんでしたし、これなら非常時も安心だなといった感じでした。
ただ非常食のパンは選び方にコツがいりそうです…。