今回の内容
クロールの息継ぎのコツと練習方法
『息継ぎができないから水泳が嫌い!』
そう思っている人は多ですよね。
私は23歳までカナズチで、24歳で泳げるようになりマスターズ大会にまで出場できるようになった人間です。
実質カナズチから3か月ほどで25m泳げるようになりましたが、今回は一番難しいとされている息継ぎ(クロール)の方法をご紹介します。
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私もかなり苦戦して何度も挫折しそうになりましたが、練習を積み重ねれば必ずマスターできるので諦めずに頑張りましょう。
クロールの息継ぎのコツ・ポイント
まずは、息継ぎのコツからお話します。
いっぺんにたくさん詰め込みすぎるとパンクしてしまいますので、私が最も気を付けた4つがこちらです。
- 息は絶対に口から吸う
- 頭は上げない、むしろ沈める
- 肩をしっかりと動かす
- 急がない
ポイント
息継ぎする際、初心者は必ず左右どちらか片方にしましょう。
いきなり両方で息継ぎするのは、難易度が高すぎます。
基本的には、どちらでもいいです。
しいて言うならば、肩が上がりやすいほうです。
分からなければ、利き手の方を選びましょう。
それでは、それぞれを詳しく説明していきます。
息は絶対に口から吸う
息継ぎをするとき、高確率で鼻に水が入る!
このような方は多いですが、理由は単純です。
気が付かないうちに、鼻で息を吸っているからです。
必ず息は口から吸いましょう。
しかしそれでも入ってしまう方は、まずは水の中で息を鼻から吐ききる練習からです。
鼻で吐いて口で吸う、これができないとまず息継ぎを取得するのは無理です。
正確には、『ぱっ!はああ!』だと思うんです…。
『ぱっ!』じゃ吸えないですよね。
頭は上げない、むしろ沈める
息継ぎの際、息をするために頭を大きく上げる人がいます。
頭をあげると腰が落ちて泳ぎにくくなる他、口の中に水が入る原因になります。
下の絵をご覧ください。
悪い例
良い例
頭を下げることで、口が一番高い場所に来ます。
最初は難しいですが息継ぎの練習を始めた時点で頭を沈める意識を持っていれば、きれいな息継ぎができるようになります。
コツ
横を向いたときに(息継ぎするとき)腕と耳をくっつける。
息継ぎの最大のポイントです。
ワンポイント
競泳選手は口が半分、水の中にあるほど頭をあげません。
頭をあげると水の抵抗になりスピードダウンするからです。
口が半分でも進んでいれば、口の周りに空洞ができるので水が入らないんですね。
肩をしっかりと動かす
首、単品では回しません。
肩の付け根から大きく腕を回すと、体や首が自然に横を向きます。
大げさなくらい大きく、大きく、腕(肩)を回しましょう。
その動きの中で、横をむけばいいだけです。
横を向くタイミングとしては、水をかいた手が水面から出てきて腕をあげる時です。
また見る場所は真横、または真横より少し上です。
少し後ろを向いた方がやりやすいという人が多いですが、フォーム的には間違いです。
急がない
沈んでしまう…
口に水が入るかも…
とついつい急ぎがちですが、急いでしまっては変に力が入り逆に体が沈んでしまいます。
さらに疲れてしまい、25m泳げなくなりますよ。
リラックスして泳ぎましょう。
また、腕を早く回すと息継ぎも早くしなくてはならないので、ゆっくり回すことを意識するのもコツです。
ココがポイント
腕は大きく、ゆっくりと回す。
クロールの息継ぎの練習方法
それでは実際に、練習してみましょう。
おすすめの練習方法を3つ、紹介します。
息継ぎの練習方法①
まずはビート板を使います。
呼吸しない側の手のひらを、ビート板に乗せます。(あれば小さいビート板)
そして呼吸する方の腕を回します。
3回に1回くらいのペースで横を向いて、息を吸ってみましょう。
この時ビート板で支えている方の手は水にビート板を押し付けるのではなく、前に腕をのばすようにしましょう。
また先程のコツでお話した頭は上げない、むしろ沈めるを意識してみてください。
無理をせず、苦しくなったら立ちましょう。
動画で確認
息継ぎの練習方法②
息継ぎのやり方が、なんとなくつかめたらビート板を外します。
今度はまず普通にクロールで腕を4回したら、4回目ひふくっり返って天井(空)を向きます。
先ほどのビート板があった時のように、腕を伸ばしそのままくるり!とまわります。
沈んでしまう人は、上を向いた際に顎を引きすぎて足元を見ているからです。
足元を見ていれば、腰がくに字に曲がり沈んでいきます。
まっすぐに、天井を見ましょう。
ポイント
- 伸ばしている腕をまげない
- まっすぐ天井を見る
この2つができれば、絶対にできます。
上を向いたら立ち上がり、再度腕を回し4回目でひっくり返りましょう。
動画では1回で回っています
息継ぎの練習方法③
練習方法②ができるようになったら、普通に泳いでみます。
しかし最初は呼吸の形の練習だけで、実際には呼吸しなくていいです。
順番
- 顔をあげてみる
- 口を開けてみる
- 何回かに1回呼吸してみる
まずは、息継ぎという動作に慣れましょう。
何回かすると『息吸っても大丈夫かも…』
なんて思い出すのでそうなったら、実際に息を吸ってみましょう。
泳いでいるときは鼻からぶくぶくと息をだし、吐ききったら息を吸いましょう。
息継ぎができても25m泳げない人
なんとか息継ぎができるようになった物の、25m泳げない…。
これは意外と、あるあるの悩みなんですよね。
なぜ25m泳げないのか?
おそらくほとんどの方が
『きついから』
と言う理由だと思います。
スピードなど関係ないのであれば25m泳ぐコツは、いかに手を抜いて泳ぐかです。
- 脚はバタバタさせず、腰が落ちない程度に動かすだけ
- 息は水中で吐ききる、吸うときは『ぱっ!』と言いいながら吸う
- 腕はバンバン回すのではなく、ゆっくり大きく
これを試してみてください。
いかに体力を使わずして泳ぐかがカギです。
同じ25m息継ぎなしでも、本気と手抜きでは泳ぎぎった時の息の切れ方が違います。
何度も、何度も練習しましょう。
そして1回25m泳げるようになると自信が付き、次第に今日は5回できた!
10回できた!全て25m泳げた!
と自分の成長が嬉しくなりますよ。
25m泳げるようになろう
息継ぎは難しいと言われていますが、何度も練習を重ねるとだれでも絶対にできるようになります。
息継ぎができない理由はやらないから、ただこれだけです。
今回のまとめ
- 息は口から吸う
- 頭は上げない、むしろ沈める
- 大きくゆっくりと腕を動かす
- 諦めずに何度も練習する
25m泳げるようになると50m100m、気が付けばもう泳げるようになっていますよ。
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