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コーヒーと言えば、眠気覚ましに1杯飲むと目が覚めることから、会議前や朝食時に摂取する人も多いのではないでしょか?
コーヒーにはカフェインが含まれているので、眠気が覚めるのは有名な話ですよね。
しかしこのカフェインを眠気覚ましだけに利用するのは、少しもったいないですよ。
特にコーヒー好きでダイエット中の方は、今すぐ運動前にコーヒーを飲んだほうがいいです。
コーヒーが苦手な方はこちら
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スポーツ前にココアが最強|運動前に飲むと良い飲み物はコーヒーではなくココアだった
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目次
運動前に飲むと良いコーヒーのダイエット効果
なぜ運動前にコーヒーを飲むと、ダイエットに効果的なのでしょうか?
その秘密はコーヒーに含まれている成分の
- カフェイン
- クロロゲン酸(ポリフェノール)
にありました。
コーヒーの嬉しい成分【カフェイン】の効果
血行促進効果
コーヒーに含まれるカフェインとナイアシンには、血行を促進してくれます。
血行促進とダイエット、あまり関係ないのでは?と思いがちですが血行が良くなれば体の隅々に血液が行き渡り、体全体の代謝を良くしてくれます。
『冷え性の人は血行が悪いのが理由』と言われる通り、血行の悪さは体を冷やす原因にもなるのです。
血行を良くし体を常に暖かくすることで、運動時も脂肪が燃えやすい体をキープしてくれますよ。
脂肪分解酵素
カフェインには脂肪を分解する消化酵素を、活性化してくれる働きがあります。
東京慈恵会医科大学・鈴木政登教授の研究によると、白湯を飲んで運動したグループと、コーヒーを飲んで運動したグループに分けてどのくらいエネルギーを消費したか実験したところ、運動する前にコーヒーを飲んだグループのほうが多くのエネルギーを消費していることが分かったそうです。
さらに中性脂肪の分解も、コーヒーを飲んだグループの方が多かったという結果が出ました。
つまりコーヒーによる脂肪分解酵素は、かなり期待できそうですね。
体のデトックス効果
カフェインには、利尿作用と発汗作用があります。
つまり体に溜まった老廃物を出してくれ、むくみなどを防いでくれます。
コーヒーの嬉しい成分【クロロゲン酸】の効果
クロロゲン酸とは
コーヒーなどに含まれるポリフェノールの一種で、ファイトケミカルのもの。
phyto(植物)chemical(化学成分)という意味。
ココアが最強|運動前に飲むと良い飲み物はコーヒーではなくココアだった
簡単にいうと植物から生まれた、化学成分のこと。
ちなみにポリフェノールのには
- 抗酸化作用
- 抗疲労作用
- 脂肪代謝調整作用
- 抗肥満作用
などの効果が期待されます。
そして日本人のポリフェノール摂取量は、飲み物のなかでは約半数をしめるほどコーヒーから摂取しています。
脂肪燃焼効果アップ
カフェインにも脂肪燃焼効果はあるのですが、クロロゲン酸にも脂肪燃焼効果があります。
クロロゲン酸の脂肪燃焼効果の特徴としては、肝臓にある脂質の燃焼にアプローチをかけてくれることです。
体は基本的に糖分から燃焼していき、その後脂質に移行していくのですが、クロロゲン酸を摂っていれば始めから脂質も同時に燃焼することができます。
よく有酸素運動は20分以上しないと、脂肪が燃焼されないといいますがコーヒーを飲んで運動していれば始めから脂肪が燃焼されます。
ちなみに
トクホなどで脂肪燃焼効果のあるお茶(カテキンが多いもの)もポリフェノールの力を使っているんです。
効果を最大限に発揮するコーヒーの摂取方法
コーヒーを摂取する時間
コーヒーを飲むタイミングとし一番効果的なのは、運動前の45分~90分と言われています。
一番カフェインの効果が、ピークに達するのは45分後ですので逆算してジムなどに行きましょう。
そして持続時間は約5時間~6時間です。
カフェインの摂取量
運動前にカフェインを摂る目安の摂取量としては、体重1kgあたり3〜6mgが最適だとされています。
つまり体重50kgの人であれば、150~300mgということになります。
コーヒーによってもカフェインの含油量が違ってきますが、大体の目安としてはコーヒー1杯あたり95~165mgのカフェインが含まれているので 、1杯~2杯飲むと良いということですね。
コーヒーについての注意点
コーヒーは昔は、薬としても親しまれていました。
つまりそれほど効果が高いということですが、その分注意点をきちんと守らなければ体に害があると解釈しても良いかもしれません。
注意ポイント
- 一日の摂取量を守る
- 妊娠中は飲まない
- 多く飲んだからと言って効果が上がるわけではない
一日の摂取量を守る
カフェインの摂取量は、1日400ml以内です。
これ以上摂ってしまうと、体に負担がかかり非常に危険です。
先程も紹介しましたがが、コーヒー1杯あたり大体の目安として95~165mgのカフェインが含まれています。
なので ホットコーヒーは1日3~4杯までにしておきましょう。
注意
子供はカフェインの影響を受けやすいので、極力与えない方が良いです。
妊娠中はコーヒーを飲まない
妊娠中はコーヒーをはじめ、カフェインを飲んではいけないのは有名な話ですよね。
なぜ妊娠中に、カフェインを飲んではいけないのでしょうか?
理由はカフェインを摂ることによって、生まれてくる赤ちゃんの成長障害につながる恐れがあるからです。
さらに、流産の危険性も高くなってきます。
カフェインはお腹の赤ちゃんの元に、そのままダイレクトに伝わっていきます。
赤ちゃんはカフェインを分解する酵素を持っていないので、お母さんがカフェインを摂ればどんどん赤ちゃんの体(脳)にカフェインが溜まっていきます。
その結果、赤ちゃんの体に害をもたらしてしまうんです。
このようなことにならないように、妊娠中の方は絶対にカフェインを取らないようにしましょう。
多く飲んだからと言って効果が上がるわけではない
カフェインの摂取量の上限は400mgですが、ポリフェノール(クロロゲン酸)の抗酸化作用にも上限があります。
抗酸化作用の上限は1日1000mgほど(コーヒー3~5杯)と言われているので、やはり摂取量は守りつつ、継続的に毎日飲んだ方が効果は高いと言えます。
ダイエット以外にもコーヒーには嬉しい効果アリ
ダイエットに効果的なコーヒーですが、実はダイエット以外にも嬉しい効果がたくさんあります。
代表的な効果を、少しだけご紹介します。
紫外線によるシミを防いでくれる
コーヒーに含まれているポリフェノールといえば、クロロゲン酸。
クロロゲン酸には紫外線による肌のダメージや、シミを防いでくれる効果があります。
コーヒーで有名なネフレの研究結果によると、『1日2杯以上のコーヒーを飲んだ人は、1日1杯未満の人よりも紫外線によるシミが少なかった』そうです。
そしてメラニンの生成が多いことが原因のシミのは、クロロゲン酸を摂ると3割も抑えられるんです。
コーヒーはがん予防になる
コーヒーを飲むことによって、肝臓がんと子宮がんの予防をすることができます。
ちなみに今現在で分かっている予防効果は
- 肝臓ガン→ほぼ確実に予防できる
- 子宮がん→予防できる可能性あり
といったところみたいです。
専門的な話になるので、詳しく知りたい方はこちらがおすすめです。
スポーツ前にはコーヒーを飲んで運動効果を高めよう
コーヒーを飲むだけで、いつもの運動の効果が上がるのであれば飲まない手はないのではないでしょうか?
さらには日常的に摂取することにより、シミや病気も予防でるなんでコーヒー好きの人にはたまらなく嬉しいですね。
今回のまとめ
- コーヒーには、カフェインとクロロゲン酸が含まれている
- コーヒーを飲むベストな時間は、運動前の45分
- 飲むときは、注意点を必ず守る
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