バタフライと言えば華麗に、そして豪快に泳ぐことができる泳法ですよね。
このバタフライ『なんだか難しそうで、初心者には絶対に無理でしょ』と思っている人も多いと思います。
実際に見よう見まねで泳いでみると全く進まなかったり、沈んでしまったりしてそれ以降バタフライを泳ぐのを諦めていませんか?
一気にすべてを真似るのではなくて、まずはバタフライのキックを練習してみましょう。
バタフライのキックができるようになると、ダイエット面にも筋肉向上にも嬉しい効果がたくさんありますよ。
こんな方におすすめ
- バタフライってどうやって泳いでいるの?
- バタフライのキックができない
- かっこいいバタフライを身に付けたい
目次
バタフライの足の使い方の名前はドルフィンキック
バタフライの足の使い方、つまりキックのことをドルフィンキックと言います。
バタフライの他、クロールのスタート時に水中の中で体をくねくねさせながら浮き上がりに繋げている競泳選手を思い浮かべてもらったら、分かりやすいかもしれませんね。
そして今回では腕の使い方の説明はしていきませんが、バタフライの泳ぎ方として腕を一回、回すことに2回キックを打ちます。
腕をかくときに1回、入水時に1回といった感じです。
今は予備知識として、知っておいてください。
初心者のドルフィンキック(バタフライキック)のコツ
ドルフィンキックをする際の、ポイントをご紹介します。
次に紹介する3つのコツを意識して、練習に取り組んでみてください。
ドルフィンキックのコツ
- 膝は曲げすぎない
- 足を開きすぎない
- ムチがしなるイメージ
膝は曲げすぎない
初心者の方がドルフィンキックをするにあたって、一番重要になるのが膝を曲げないことになります。
恐らくほとんどの方が意識しても曲がってしまう、もしくは曲げて泳ぐものだと勘違いしている人が多いです。
膝を曲げれば水の抵抗を受けて減速したり、うまく水を足でとらえることはできません。
さらに下半身は沈み、後ろにいる人に水をかけてしまうなど迷惑をかけるケースも多いです。
膝は曲げないこれを意識しましょう。
足を開きすぎない
ドルフィンキックをする際、足と足が開いてしまう人は多いです。
足が開けば足の間から水が抜けていき、進まないバタフライになってしまいます。
ムチがしなるイメージ
最後のコツは、ムチがしなるイメージを持ちましょう。
胸の下からが足だと思って胸→腰→足→つま先といった風にしならせていきます。
良く分からない方は、自分の体は今ムチになっているかな?と考えるだけでも十分ですよ。
ドルフィンキックでバタフライを泳げるようになるための練習方法
今度はコツを意識しながら、実際にドルフィンキックの練習をしていきましょう。
練習方法
- ビート板キック
- 気を付けキック(体側キック)
- グライドキック
ビート板キック
まずはビート板を使って、練習していきましょう。
顔は上げても入れても、どちらでもOKです。
いきなり両足で蹴るのではなくて、片足ずつ蹴ってみます。
ここで注意するのが、クロールのバタ足のキックとは別ということです。
右左と蹴るのではなく、右なら右ばかり数回ほど蹴っていきます。
この時に、膝を曲げないことを意識してみてください。
進まなくてもいいので、膝を曲げずにキックする感覚を身に付けます。
コツ
蹴って水面まで足を上げて一度伸びる(止まる)も、さらに意識してみましょう。伸びるのは平泳ぎと同じですね。
片方ずつ練習して膝を曲げない感覚が身に着いたら今度は、両足でキックしてみましょう。
今度は、ビート板から顔を出した方が泳ぎやすいですよ。
- 膝を曲げない
- 一回一回伸びる
- さらに足の親指と親指をくっつける
気を付けキック(体側キック)
ビート板のキックの次は、ビート板なしで泳いでみましょう。
気を付けをしたまま、キックしていきます。
この練習は足の使い方+姿勢の練習になります。
注意する点はこの二つです。
- 頭をしっかりと入れる
- 胸を張る
きれいな姿勢を取りながら、ビート板で気を付けたポイントを実践していきます。
動画で確認
動画のようなフィンはこちら
グライドキック
最後は実際にストリームラインを作って、キックしていきましょう。
この時、気を付けキックでしっかりと胸を張れていたのにも関わらず、ストリームラインになると背中が丸まってしまう人は非常に多いので注意してください。
この一連の練習を積み重ねることで、手を付けてからもスムーズにバタフライができるようになるので頑張って練習してみてください。
ドルフィンキックで沈むそして進まない原因
こちらの質問は非常に多く、初心者の方に多い悩みです。
原因としてはこの3つが考えられます。
原因
- 膝が曲がりすぎている
- 頭が上がっている
- 腹筋に力が入っていない
今一度、練習の際に確認してみましょう。
自分ではできているつもりでも、周りから見ればできていないことは多いので周囲の人の見てもらうと気が付きやすいです。
水泳初心者の大きな壁、ドルフィンキックを身に付けよう
ドルフィンキックは初心者のうちは少し難しく感じてしまいます。
しかし冒頭でもお伝えした通り、できるようになると体に様々な嬉しい効果をもたらしてくれます。
嬉しい効果
バタフライで25m泳げなくても、ドルフィンキックだけでもマスターしておくことをおすすめしますよ。
キックを正しく身に付けることは、かっこいいバタフライを泳げるようになる第一歩です。
しっかりと、反復練習してみてください。