今回の内容
クロールには、ローリングという技術がある
こんな方におすすめのページ
- クロールで楽に息継ぎしたい
- 初心者の泳ぎを卒業したい
- かっこいい泳ぎがしたい
- 今よりもスピードアップしたい
いちようクロールはできるけどかっこよく泳げるようになりたいし、たまに失敗する息継ぎもどうにかしたいと考えている人も多いでしょう。
綺麗に泳ぐということは、それだけ水の抵抗を感じない無駄な動きがない泳ぎということになります。
この泳ぎができるようになると25mも50mも、今よりももっと楽に泳げるようになるはずです。
そんな泳ぎを実現させるには、ローリング(ローテーションともいう)という技術がカギになります。
今回はこのローリングについて、勉強していきましょう。
目次
水泳の技術の一つローリング(ローテーション)とは?
ローリングとは、クロールと背泳ぎに使う水泳の基礎的な技術の一つで、頭から一本の軸が通ったように肩を回す動作です。
クロールではこの肩の動き、ローリングができれば推進力は上がり、見た目もかっこいいクロールになります。
背泳ぎのローリングは少し難しいですが、クロールのローリングの習得はそこまで難しくなくないので、練習すれば水泳初心者の人も早い段階でできるようになるでしょう。
動画で確認
ローリング(ローテーション)ができるようになるとどうなる?
ローリングができるようになると、様々なメリットが生じます。
メリット
- 息継ぎする時間が長くなる
- 少ないストローク数で楽に泳げる
- 大きく泳げる
息継ぎする時間が長くなる
ローリングすることによって、クロールの息継ぎする時間が長くなります。
初心者の人は、クロールの息継ぎが苦手だったりできない人はかなり多いですが、ローリングができるようになることで一回のストロークの時間が伸びるので息継ぎするタイミングが取りやすくなります。
ストロークとは
手のかきのことを言います。
息継ぎするタイミングが取りやすいだけでなく、息継ぎするとき顔も上げやすくなるのでかなり大きなメリットになります。
少ないストローク数で楽に泳げる
ローリングの2つ目のメリットは、少ないストローク数で泳げるので25m、50mも楽に泳ぐことができます。
例えば25mを30回腕を回して泳ぐのと、20回だけで泳ぐのでは疲れが全く違うのは分かりますよね。
疲れないクロールをすることで、休憩なしで泳ぐことができるようになるためダイエット効率も上がりますよ。
大きく泳げる
最後のメリットは、大きな泳ぎができることです。
大きな泳ぎというのは、肩がしっかりと回って堂々と泳いでいることです。
反対に小さな泳ぎは腕だけが回っていたり、肘が逃げていたり明らかに初心者だなという泳ぎなので、かっこよく泳ぎたいならば避けたいですね。
ローリングをすることによって1ストロークで体をしっかり伸ばすことができ、自然に肩から腕が回るので大きく泳げます。
大きく泳ぐことは、見た目がいいだけではなく進みもかなり良くなるのでスピードアップして泳ぎたい方にもおすすめです。
ローリングの練習方法
このローリングを習得するために、実際に私がした練習方法をご紹介します。
クロールを25m泳げるようになった時点では、全くローリングのことを知りませんでしたが、毎日練習することで徐々にできていく感じが自分でも分かってくるほど習得には時間がかかりませんでした。
練習方法
- 片手プル
- ビート板なしで泳いでみる
- 片方は体側で泳ぐ
片手プル
片手で練習していきます。
以前の【クロールの息継ぎのコツ】23年間泳げない私が泳げるようになった方法|haru-blogでもご紹介しましたが、ローリングの練習にも効果的です。
バランスが非常に取りにくいですが、コツとしては腕をかいた時にビート板に乗せている腕を遠くに押すイメージで泳いでみましょう。
注意
下ではなく遠くにです。
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ビート板なしで泳いでみる
次に先ほどビート板でした泳ぎを、ビート板なしでやってみましょう。
この時、伸ばしている腕は沈みそうになりますが、ぐっと我慢して下ではなく遠くに伸ばすように泳いでみましょう。
ビート板ありの時よりもかなり難易度が上がるので、しっかりと練習してみてください。
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片方は体側で泳ぐ
最後は先ほど伸ばした手を、体の横に持ってきて泳ぎます。
片手を伸ばした時よりもさらに、バランスが取りにくくなるので注意してください。
コツとしては、回している方の腕を大きく回し、一回一回伸びることです。
そして伸びた時に、反対の肩を出すように泳いでみましょう。
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クロールのローリングのコツ
ここまでの練習が終わったら、実際にクロールで泳いでみましょう。
コツをしっかりと守って練習していくと、日に日に上達していきますよ。
ローリングのコツ
- 伸ばしている手は遠くに伸ばす
- 回す手は肩から大きく回す
- 脇を見せるように回すと大きくなる
- 頭の位置はブレないように注意する
ローリングにはデメリットもある
良いことだらけのローリングですがデメリットもあり、近年のトップスイマーの間では『ローリングはしなくていい』などの声も挙がっています。
その理由は体にブレが生じ、推進力の妨げになったりキャッチがうまくいかなくなったりするからだとか理由は様々ですが、これはかなり上級者になってからの話です。
上級者の域に達する前にローリングの技術は必ず必要になってくるので、まずはこのような意見は無視して安心して練習に取り組んでみてください。
中級者のクロールの第一歩はローリングの習得から
ローリングにはデメリットもありますが、基本的に初心者はこのローリングの技術ができないと腕を回しているだけの泳ぎになります。
腕を回しているだけの泳ぎは、見た目が非常に悪いだけでなく進みも遅いので25mが果てしなく長く感じてしまいます。
したがって中級者に上がるためには、ローリングは必須です。
今回のまとめ
- ローリングできると初心者は卒業できる
- 楽に泳げるなどメリットがたくさんある
- デメリットもあるが上級者になってからの話
あなたもローリングをマスターして、初心者スイマーを卒業しましょう。