夏といえば海やプール、中には近くの川で遊ぶ人も多いと思いますが、泳いでいるとこんな事を思ったことはないですか?
『足が付かない所に行ってみたい』人間ダメだと言われたことは、したくなるものです。
海などでは、泳力がない人がそんな場所に行くのは危険ですがどうしても、足がつかない場所に行ってみたい人のために立ち泳ぎのコツをご紹介したいと思います。
知っているか知らないかでは大きく違いますし、実際に海やプールなどで練習もしておきましょう。
水辺の事故で万が一のトラブルから、自分の身を守る方法でもあります。
立ち泳ぎとは
それでは立ち泳ぎとは、一体どういうものなのでしょう。
オリンピックや世界水泳を見ていると分かるのですが、国際プールの水深は2m以上(3m以上を推奨)で、床に足がつくはずもありません。
しかし彼らは泳ぎ終わった後も、浮いていますがなぜ沈まないのでしょうか?
それは、立ち泳ぎをしているからなんです。
自分の身を守る泳ぎ方を安全泳法と言いますが、立ち泳ぎも安全泳法の1つで水中での安全確保に役立つ泳ぎです。
水深の深いプールに行くことはあまりないかもしれませんが、足のつかない海に行く時には必ずこの安全泳法の基本立ち泳ぎをマスターしておきましょう。
他にも安全泳法には着衣水泳などもあります。
立ち泳ぎの練習方法
それでは実際に、立ち泳ぎを練習してみましょう。
今回は足がつく浅いプールでの練習方法を、ご紹介します。
足の練習
立ち泳ぎの足の使い方は、基本的に巻き足という使い方をします。
まずはプールサイドに浅く座って、膝から下を内側にくるくると回転させます。
足の甲や、足の裏に水が当たる感覚を確かめてください。
その後実際にプールの中で、同じ動きをしてみましょう。
巻き足のコツ
- 股を大きく開く
- かかとはお尻に近付ける
- 膝は上下させない
動画で確認
手の練習
肩まで水に浸かり、スカーリングをしていきます。
スカーリングは、競泳の練習やスイミングスクールの練習などでも用いられることから、子供の頃スイミングスクールに通っていた方はできると思います。
スカーリングのやり方
- 肩まで水に浸かったら腕を90度に曲げ、指先を少し下(床)に向ける
- 親指を下に向け斜め向こう(約45度)に左右に水を押す
- そのまま今度は小指を下にして内側に水を集める
ポイントとしては肘から下だけを動かすことと、∞を描くように腕を動かすとうまくいきます。
上手にできれば、小さな渦を作ることができます。
何度か練習したら、泳ぐ姿勢になりスカーリングしてみましょう。
足が沈む方は、プルブイを挟んで練習するといいですよ。
スカーリングのお手本
少しずつでも進むようになれば、スカーリングをしながら、先ほど練習した巻き足をしてみましょう。
すぐにはできるようにはならないので、手と足別々で練習し両方が単独でできたら立ち泳ぎに挑戦してみましょう。
立ち泳ぎはどこで練習する?
立ち泳ぎの練習は、水深の深いプールで練習しましょう。
市民プールなどの50m(長水路プール)であれば、だいたいのプールは足がつかないほど水深は深いです。
なので立ち泳ぎの練習に使うプールは、25mではなく50mプールを探してみましょう。
そしておそらく水深も2mあるかないか、くらいなので大人であれば少しジャンプすれば、顔をヒョイっと簡単に出すことができるので安心してください。
立ち泳ぎはコツを掴めば長い時間体をキープできる
クロールは泳げるけど、巻き足やスカーリングはできないという方もいるかもしれません。
しかし立ち泳ぎにはどちらも必須なテクニックなので、しっかりと練習して身につけておきましょう。
今回のまとめ
- 立ち泳ぎは安全泳法の1つ
- 足は巻きのコツは股を大きく開き、膝を上下させない
- スカーリングのコツは肘から下だけを動かす
- 練習する場所は深いプールを選ぶ
プールで遊んだり、健康やダイエットのために利用するのもいいですが、たまには安全泳法も練習してみて下さいね。
きっと足がつかない深さの水の中で、役に立ちますよ。
立ち泳ぎの練習方法も詳しく書かれている本